せんせいのへや(10月)

 先日、年長組では、折り紙で柿を作りました。小さな袋を開いてつぶすような難しい工程もありましたが、お友だちは集中して話を聞き、丁寧に折ることができました。細かい部分でも折り線をしっかりとつけたり、角と角を合わせたり、基本となる折り方もよく身についています。たくさんの手順を終え、完成すると、
「本物みたい。おいしそうにできた。」
と、みんな大喜びです。難しいところがあった分、達成感を得られたようでした。
 そして、できた柿を台紙に貼り、柿の周りに思いおもいに景色を描き加え、作品に仕上げました。
 周りの様子を描き加える前に、それぞれが思う「柿のある風景」を問うてみると、
「柿が木になっているところ。」
「食べようとしているところでもいいんじゃない。」
と、たくさんの考えがでてきました。
 制作作業の間にも、描き進めながら更に想像が膨らんで、柿をもいでるいる人を描き加えたり、赤とんぼを飛ばしてみたり、それぞれ工夫を凝らした作品になりました。
 完成した作品の発表会をすると、
「○○ちゃんの色の塗り方がきれい。」
「人のポーズを描くのが上手だね。」
と、互いの作品を認め合う「なかよし学習」の輪ができました。
これからも、友だち同士の認め合い、高め合い、学び合いを大切に育てたいと思います。


(個人の保護のため写真を修正して掲載しています。)